Genius- Hamilton: An American Musical
をご参照ください。"Verified lyrics"ということで、リン‐マニュエル・ミランダ本人のお墨付きです。さらに、ほぼフレーズごとに注釈がついています(全部読むのはたいへん、というか、絶対無理!)。
他にも、ソーシャル・メディアにどんどん広まっているのが、このミュージカルの人気の一因でも結果でもあるようです。twitterやfacebookを見ると、ミランダが超社交的というか、どこから見てもいい人、というのも人気の理由のような。
公式twitter
https://twitter.com/HamiltonMusical
公式facebook
https://www.facebook.com/HamiltonMusical/
# YouTubeにfacebookでのファンにキャストたちが答える動画がいくつもあげられています。出てくる人、出てくる人、みんなスーパー・フレンドリーです。
公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCKhSqWRvBtjlivrs_xeT5aQ
podcastにも面白いのがあります。おすすめは、
The Room Where It's Happening: A Hamilton Fan Podcast
http://www.earwolf.com/show/the-room-where-its-happening/
司会もゲストもエンターテイメント業界の人で、作り手側の視点から『ハミルトン』がどう見えているのかよくわかります。とくに、『ハミルトン』編曲・音楽監督のAlex Lacamoire、舞台デザインのDavid Korins(カニエ・ウェストやレディ・ガガの舞台装置も手掛けている)の回は、作品がどれほど作りこまれているかを知れて必聴。さらに、オリジナルキャストのAnthony Ramos(ローレンズ/フィリップ役)、Jasmine Cephas Jones(ペギー/マライア・レイノルズ役)も出演。Ron Chernow(原作?者)やAlex Horwitz(『ハミルトン』製作の初期段階から取材してPBSのドキュメンタリー Hamilton's Americaをまとめた人物)、Utkar Ambudkar(準備段階でバー役をつとめていたインド系のラッパー)の回も興味ぶかい。
Hamilton the Podcast
https://itunes.apple.com/us/podcast/hamilton-the-podcast/id1087073710?mt=2
同名のpodcastが複数あるようですが・・・。二人の『ハミルトン』ファンが各曲紹介を中心に進めている。歴史的事実や音楽・文学・ミュージカルからの引用個所をていねいに調べて解説してくれていてお勉強になります(自分で時間をかけてあれこれ探りたいかたは聞かないように!)。"5. Aaron Burr - The Villain in Your History?" はバーの伝記 Nancy Isenberg, Fallen Founder: The Life of Aaron Burr (Penguin Books, 2008) や the Aaron Burr Association の情報をもとに、バー支持者によるバー像をまとめていて必聴です。(バーについては、有名作家 Goa Vidal の Burr: A Novel (Vintage, 2000)という小説も出てるんですね。へー。)
Pod4Ham
https://www.theincomparable.com/pod4ham/
こちらはファンが集まって、1回1曲ずつテーマに盛り上がる。参加している気分で、気楽に聞けます。
Hamilton Wiki
http://hamiltonmusical.wikia.com/wiki/Hamilton_Wiki
wikiaというfandomサイトを使ったファンダム。
こうしたインターネット、ソーシャル・メディアで広める・広まる一方で、劇場前で役者たちがパフォーマンスする Ham4Ham なるイベント(これもYouTubeにたくさんアップされています。ほかのミュージカルの出演者も登場したりして)もあって、演者と観客の近さ(のイメージ)を作り出しています。
ミランダやラカモアのインタビューなどを読んだり聞いたりしていると、ここまで製作過程や手法を明かすものかと驚かされます。話しても真似できない、という自信があるんですかね。また、製作者それぞれやキャストとの関係も友人同士、同じレベルに立ってという感じ。舞台の演出家というと独裁者というイメージがあったので(私だけ?)、これも新時代のミュージカルの一面かなと感じています。
日本語でのインターネット上の情報は、「ヒットしてますよ」的な簡単な紹介や例のマイク・ペンス事件(というか、その後のトランプtwitter事件?)の時のニュース記事以外少ないなあと思っていたのですが、ぽろぽろと見つかりますね。
今だと、町山智浩さんとライムスター宇多丸さんの対談がいちばん読まれそうな記事でしょうか。ちょっと微妙な間違いが多いのが気になります(ミランダとハミルトンを混同していて、ハミルトンがスペイン語圏からの移民になっている・・・)。
「ハミルトンめぐり」という『ハミルトン』ファン(Hamilheadと英語では言うらしいです)の方のブログも見つけました。実際に、ブロードウェイで観劇されたそうで、近距離からミランダを撮った写真もアップされています。
そしてなんと、ミュージカルの歌詞の翻訳をブログにアップしている方が、『ハミルトン』全訳を終えておられるようです。
これから、だんだんと日本語記事も増えていくのではないかと期待しています。
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